練馬区のフィットネスジムの特徴を、大手のフィットネス、ビルの1室のテナント型フィットネス、個人のパーソナルトレーナーが行っているフィットネスに分けてみていきます。そして、フィットネスの歴史と、最先端事情、今後のフィットネスの未来像にも触れていきます。その前に、練馬区でフィットネスが盛んな背景として練馬区とはどんなエリアなのでしょうか。
練馬区ってどんなエリア?
練馬区は東京の中心部へのアクセスも良好でいながら、都内では家賃も低めで学生や子育て世代に人気のエリアです。
23区では最西端に位置します。
石神井公園駅、大泉学園駅、江古田駅、練馬駅などが主要駅として挙げられます。
面積は約48㎢と、23区内で5番目に広いこともあり、人口は23区内で3番目に多いとされています。
それもあってか、緑豊かで、農業もまだ盛んにおこなわれている地域で田舎町の風景がまだ残っているエリアです。
ランニングやウォーキングなど楽しめます。
公園では、ランナーやファミリー、ウォーキングなどを日課にしているお年寄りなどで早朝から賑わっています。
また、高低差があまりなく、なだらかな地形が特徴です。
2015年から「練馬こぶしハーフマラソン」という大きなマラソン大会が開催されています。
練馬区内の幹線道路~光が丘公園~光が丘団地~遊園地としまえんがコースになっています。
としまえんの園内を走れるのも魅力のひとつです。
3月に開催されるので、天候が良ければ、こぶしや桜も楽しめまることから、こぶしマラソンという名前がついてます。
この辺のエリアは夫婦でやっているような飲食店や雑貨屋も多く点在しており、散歩しても楽しめそうです。
光が丘公園といえば、都内でも有数の桜の名所とです。
また、豊かな自然とスポーツの公園として、練馬区内最大の公園となる光が丘公園では、ねりま光が丘ロードレースの開催などのスポーツイベントも多く開催されています。
広大な敷地内には、野球場やテニスコート・弓道場・競技場・キャンプ広場など充実した設備が整っており、春は桜、夏はバーベキュー、秋はイチョウなどと、一年を通して人気の公園となっています。
芝生広場や散歩コースにはペットとお散歩している方も多くいます。
ゆったり歩けるように、歩道も広いので、ペットに優しい公園です。
他にも練馬区内には公園がたくさんあり、駅から少し離れたところには畑なども広がっています。
都内唯一の牧場も存在しています。
地元で作られた練馬野菜が新鮮・安心で人気で、練馬区民は身体にやさしい練馬野菜を好んで食べています。
公園が充実しており、治安も良く、都内中心部や埼玉県の観光地にもアクセスが良いなど、緑豊かで住みやすい練馬区は、住んでみるともっと良さが実感できるエリアだと思います。
練馬区のフィットネスジム
練馬区には沢山のフィットネスジムがあります。
それらを大きなカテゴリで分けて、どのような特徴があるのか見てみます。
練馬区のフィットネスジムは、約50店舗あります。
内訳
1つ目は、この記事を読んでいる皆さんが知っている大手のフィットネスが約5店舗。
それらは、ジムやプール、お風呂など大型施設になってます。
2つ目は、カーブスやエニタイムなど同年代、同性、など同じようなニーズの集団をターゲットに絞ったフィットネスも多く存在し、5~10個店舗あります。
3つ目は、個人経営のフィットネス。これは大変多くあり、経験を積んだパーソナルトレーナーが独立してマンションの1室や公民館を貸し切って行っています。
練馬区エリアにあるフィットネスジムの特色
練馬区は東京都の中でも、2番目に多い人口として約70~80万人が住んでいます。また地域面積も広いので、それぞれ個々の運動目的や生活環境によってどのカテゴリーのフィットネスを利用するか決まってきますね。
石神井公園などの緑豊かな場所を選んで、ウォーキングやランニングされている方も多くみられるので健康志向が高まっていることもわかります。
東京23区の中でも山手線区域内と比べたら大手フィットネスの割合の方が多そうです。
大手は駅近くに構えることも多く、利便性から高齢者や仕事帰りのサラリーマンなども通いやすいです。駅にはもちろん駐輪場も揃っていますので主婦層も多いことから約7割は大手フィットネスを選択されています。
練馬区フィットネスジムで提供するサービスの特徴
ただ運動するだけではなく大手フィットネスの中には、スタジオレッスンやプールでの運動、また会費とは別料金でパーソナルレッスンを受けることができます。ビル型施設でも近年パーソナルレッスンをメインのサービスとして提供することも多く、その際の料金はかなり高額となります。個人経営は完全予約制のパーソナルレッスンに特化した運動指導を受けれる体制となっています。経験値の高いパーソナルトレーナーが独立しているということもあり、健康維持目的だけでなく、痛みの改善や痛みが出ない予防のための運動指導も豊富です。それぞれのニーズにあった施設を選択し、運動を実現されている方が多いようです。
個々の運動目的に合わせたパーソナルトレーナーと一対一でのパーソナルレッスンが多い中で、例えば文京区、品川区、港区などのオフィス街に比べると、その市区町村が発行する広報誌などにも健康体操教室のような事業が都心部に比べると多いように感じます。
大手フィットネスもビル型のカーブスを代表的にコミュニティー機能にも力を入れています。
特に高齢者や主婦層の人口割合が高いので、健康や運動不足とわかっていてもなかなか運動を始める自信がない方は、まず同じ年齢層の方々と一緒に健康体操やヨガ教室から始める運動が一番入りやすいのではないかと思います。
医療×フィットネス
医療とフィットネスを融合させた代表的な施設はメディカルフィットネスというものがあります。
メディカルフィットネスは東京23区の中でも練馬区、西東京市、多摩地区の方など家賃が比較的安い割には人口が多いので、病院やクリニックも大変多くあります。
先ほどの健康運動施設だけでなくて、こういったクリニックと連携するメディカルフィットネスはこういった地域に多く見られます。
医療従事者が在籍し、医療機関と連携して運動指導を行っているメディカルフィットネスは一般的な健康運動施設より少ないですが、より個々の運動目的、健康意識に対するアプローチができていると思います。
医療と連携しおり、ただ減量ではなく、内科的疾患や生活習慣病の方に対しては運動のみならず糖質制限などの食事指導も必要です。
メディカルフィットネスの存在自体は約20年、30年前から概念としてありましたが実際に利用する人たちの意識が変わってきたのはここ数年ではないでしょうか。
それはいろいろなデバイスの出現によってその人の体の状態をリアルタイムに数値化されるようになったことや、糖質制限など食事一つとってもカロリーなどを気にせずに美味しいものを食べるところから、高くても健康に良いものや無添加食品を食べるという風潮に変わってきています。
痩せてモテたい、筋肉をつけてボディーメイクしたい、など本質的な身体作りという意識がグローバルな流れの中で日本にも入ってきていて、そのようなヘルスケア産業全体の流れでいうと第三フェーズになっているのかなと思います。
フィットネスジムの歴史
戦後の医療は感染症との戦いでした。結核、コレラ、赤痢などいまでは治る病気です。
その時代を乗り越えて、第二フェーズでは日本はとくに平均寿命が世界1位というように言われていますが、高血圧や糖尿病、癌、心疾患、脳卒中、そういった慢性疾患との戦いの歴史に変わってきて、ただ長く生きるだけではなく本当の意味で充実した人生を送るという第三フェーズへ移行しました。
現在のフィットネスジム
このような背景から第二フェーズの後に、メディカルフィットネスを代表とする、健康をサポートするフィットンジムが増えてきました。これがヘルスケア産業の第三フェーズです。
いま日本で問題視されているのが、平均寿命と健康寿命の差が10年もあるということです。医療の進歩が急速にすすんでいく中で平均寿命は世界第1位ですが、実際には入院や介護など誰かの手を借りながら生活されている人口も多いということ、生き延びることはできていても本質的なところ、健康的に生きることが必要だということです。
そのためにもメディカルフィットネスがとても大切なポジションにあると考えます。
時代の変化は早く、戦後50年、感染症を克服した日本は平均寿命が70歳から90歳になって、もうすぐ100歳生きる時代になっていくという中で、第四フェーズになっているのではないかなと思います。この第四フェーズは10年後には当たり前になっているに違いありません。
未来のフィットネスジム
第四フェーズは、メディカルフィットネスが名ばかりの医療機関と連携している、というところではなく、本当の意味で生き甲斐をサポートするフィットネスジムです。
このことが、今後求められる時代がすぐ到来します。安心して100歳を迎えたい、という新たなニーズに本当の意味で応えられるメディカルフィットネスの実現が求められているのがいまの日本、未来の日本です。